ショーケース 上野
2022.10.04 UP
【SHOWCASE UENO】#005. たろおみ taroomi《けいちゃん Kei-chan》
ショーケース上野 SHOWCASE UENO
2022.10.5ー11.10
[コンセプト Concept]
作品タイトルである「けいちゃん」は、作者の幼少期の愛称である。ぬいぐるみを可愛がる行為は自己愛を表現する鏡のような存在だ。だからこそ、話しかけたり可愛がったりする。生きていないからこそ、想像することで、人間の思い通りに話したり動いたりすることができる。言い換えれば、ぬいぐるみは人間に、強引に決めつけられた性格やストーリーを、演じてくれているということなのではないか。人間の想像の暴力を受け入れてくれるのが「ぬいぐるみ」なのだ。
「けいちゃん」をガラスのケースに閉じ込めることで、ぬいぐるみという存在をもう一度捉え直すと同時に、作品と鑑賞者との間にある、触れることのできない距離を感じて欲しい。そして、鑑賞者が想像の暴力をぶつけた時、決して拒絶せず、けいちゃんは存在している。
[作家について About the Artist]
1996年群馬県太田市出身。ネットレーベル、おしるこレコーズ主宰。音楽活動をしながら、イラストレーション作品や、ぬいぐるみを制作している。
https://www.instagram.com/taroomihouse/
http://ocirco.online
2022.10.5ー11.10
#005. たろおみ taroomi《けいちゃん Kei-chan》
[コンセプト Concept]
作品タイトルである「けいちゃん」は、作者の幼少期の愛称である。ぬいぐるみを可愛がる行為は自己愛を表現する鏡のような存在だ。だからこそ、話しかけたり可愛がったりする。生きていないからこそ、想像することで、人間の思い通りに話したり動いたりすることができる。言い換えれば、ぬいぐるみは人間に、強引に決めつけられた性格やストーリーを、演じてくれているということなのではないか。人間の想像の暴力を受け入れてくれるのが「ぬいぐるみ」なのだ。
「けいちゃん」をガラスのケースに閉じ込めることで、ぬいぐるみという存在をもう一度捉え直すと同時に、作品と鑑賞者との間にある、触れることのできない距離を感じて欲しい。そして、鑑賞者が想像の暴力をぶつけた時、決して拒絶せず、けいちゃんは存在している。
[作家について About the Artist]
1996年群馬県太田市出身。ネットレーベル、おしるこレコーズ主宰。音楽活動をしながら、イラストレーション作品や、ぬいぐるみを制作している。
https://www.instagram.com/taroomihouse/
http://ocirco.online