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ショーケース
2021.12.11 UP

【SHOWCASE】#27. 藤生恭平 Fujio Kyohei《三川合流シュート Three Rivers Shot》

ショーケース SHOWCASE directed by Ozawa Tsuyoshi
2021.12.14ー 2022.1.26

#27. 藤生恭平 Fujio Kyohei《三川合流シュート Three Rivers Shot》


[コンセプト Concept]

山があれば登りたくなるように、どこかに目的地を設定し、そこへ赴くことは原始欲求のひとつである。三つの川が合流していると聞けば、その光景を一度は見てみたくなるものだ。 本作品は、桂川、宇治川、木津川の三つの川の合流付近にて、サッカーボールを拾ったことから着想し、そこへと向かうモチベーション自体の作品化を試みる。 行き着く先もなく流れ着いたサッカーボールを、壮大な風景の中に再び放ち返すことで、私もまた風景の部分的全体として、限りなく小さな存在であることを確認する。 私は関西で生まれ育ったので、どの川も聞き馴染みはあったが、ここ八幡で合流することは知らなかった。 本作品は、2021年秋に開催された「ALTANATIVE KYOTO in 八幡」にて発表した作品です。

[作家について About the Artist]

藤生恭平 Fujio Kyohei
1989年三重県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程在籍。“人が自然環境を開拓/管理していくこと”をテーマに、土地や風景について考える。主な展覧会に「記録する遊戯#2 なんで花はじっくり見れんのにカビはじっくり見れへんのかはわからん」(わいわいぱ~く・京都市・2020)、「三川合流シュート」(ALTANATIVE KYOTO in 八幡・松花堂庭園美術館・2021)、「風景のための部分的全体(南天1836M)2021」(CAF賞2021入選作品展覧会・代官山ヒルサイドテラスF棟・2021)「フィリピン海プレートに立っているということ」(Color ATAMI ATAMI ART GRANT・熱海の隠れ里・2021)など。

[展示風景 Exhibition view]







 

 
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