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ショーケース
2019.04.26 UP

#014.パク・サンヒョン《昼のかわぎしー虹を生成するための装置 》2019.5.8ー 5.27

ショーケース SHOW CASE directed by Ozawa Tsuyoshi
2019.5.8ー 5.27

#014.パク・サンヒョン《昼のかわぎしー虹を生成するための装置 》


[コンセプト concept]


はるか遠い昔、人間の文明は川によって築かれた。それはまた、川に沿って山を越え、海を渡り、人間を結びつけたのである。

これとは逆に、朝鮮半島では国を二つに分けた断絶という意味での川「イムジン河」が今日も流れている。同河は北と南の国境でもある軍事境界線をまたぎ、その周辺にはDMZ(DeMilitarized Zone)とも呼ばれる非武装地帯が敷かれ、人の出入りを許さない。皮肉なことに、最も人為的に設定されたこの一帯は、最も人間から離れた土地になり、現在、自然がその本来の姿を取り戻している。

その情景を分断の象徴して、後に「イムジン河」という曲が作られた。それは朝鮮半島はもちろん、日本の在日コミュニティに流入され、政治的な理由により日本、韓国、北朝鮮それぞれの国で一時期禁止曲として扱われたものの、現在までたくさんの人々に歌い継がれ、愛され続けている。実に川の本来の役割を果たすかのようにもう一度国境を越え、人々を結びつけているのである。


この作品は「イムジン河」を元に作られた。日常の中で見かけるものをある形に変換させ、構成する。それによって作られたあるものは、流れる水・川を照らす日差し・水面の上に浮かび上がる虹になり、一つの新たな造形として成り立つ。

 

[イベント]

5月の合同レセプション 初夏のおむすび博覧会

日時:5月23日(木)18:00- 小沢剛によるおむすびトークあり

参加:申し込み不要、学生無料、一般1,000

作家の故郷を流れる「イムジン河」をモチーフに国や人の分断や融合をテーマにする本作品と連動して、個人・地域・国籍などの中にあるナショナリズムを体感し合う「初夏のおむすび博覧会」を開催します。「おむすび」は、象徴的な日本の家庭料理であり、その語源には数え切れないほどの説があり、地域や家庭によって異なる形があります。それぞれのおむすびを食べ比べてみましょう。

*Showcase in the Screenにて放映中の「皐月-GAP M1 2019」、藝大食堂ギャラリーで開催するGACによる「ガラス研究室Dafna Kaffeman先生フレームワーク ワークショップおよび成果展」との合同レセプションとして開催します。


★おむすび用に好きな食べ物や家庭の味、出身地域の食材などをお持ち込みください。


<注意事項>


・生鮮食材不可。


・気温が上がってきておりますので、保冷剤や保冷バックなどでご持参いただくことをお勧めしています。


・当日念のため食材の安全確認をさせていただきます。


・会場で調理はできません。すぐにおむすびを作れる状態でお持ちください。


 


[作家について about Artist]
パク・サンヒョン


1991年 ソウル生まれ
2016年 ソウル大学 美術大学 彫塑科 卒業
ソウル大学 人文大学 アジア言語文明学部 日本言語文明 副専攻
2018年 東京藝術大学 美術研究科 先端芸術表現専攻 入学
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