スクリーン
2022.12.04 UP
【SHOWCASE in the Screen】#19. 山元佑介 Yusuke Yamamoto《KAITAI Sculpture》
SHOWCASE in the Screen
2022.12.5ー2023.1.19
#19. 山元佑介 Yusuke Yamamoto《KAITAI Sculpture》
[コンセプト Concept]
本作品は、マグロが人の手により解体され、最終的に寿司一貫のサイズまで身が切り落とされていく水産文化の過程を彫刻のメタファーとし、作者が粘土を用いてその過程を追体験するパフォーマンスを記録した映像インスタレーショ ン作品である。本作品のパフォーマンスでは、マグロが人間の所有物となり、身体に価値がつけられ、包丁によって解体されることで本来の原形を失っていくストーリーが提示される。単なる素材であったはずの粘土がマグロとして形を定義され、その後解体されていくことで素材の価値の変化やオブジェクトとしてのイメージの変化が起こる過程を通して、寿司の形をした粘土がどのような価値を持つ可能性があるのかを考察した作品である。
[作家について About the Artist]
山元佑介 Yusuke Yamamoto
1998年東京都生まれ。2022年東京藝術大学美術研究科修士課程彫刻専攻修了。
現代における象徴的かつ本質的なリアリティを、彫刻として様々な技法や素材を用いて表現している。近年では、世の中に存在するあらゆるものが人の手を加えることで変容する「可塑性」をテーマとして “PLASTIC : Feeling each other out” や“KAITAI Sculpture” を制作。ポピュラーカルチャーの社会的、哲学的側面についての経験 やリサーチを通して、新たな視点を彫刻として表現することを試みている。
[展示風景 Installation view]
2022.12.5ー2023.1.19
#19. 山元佑介 Yusuke Yamamoto《KAITAI Sculpture》
[コンセプト Concept]
本作品は、マグロが人の手により解体され、最終的に寿司一貫のサイズまで身が切り落とされていく水産文化の過程を彫刻のメタファーとし、作者が粘土を用いてその過程を追体験するパフォーマンスを記録した映像インスタレーショ ン作品である。本作品のパフォーマンスでは、マグロが人間の所有物となり、身体に価値がつけられ、包丁によって解体されることで本来の原形を失っていくストーリーが提示される。単なる素材であったはずの粘土がマグロとして形を定義され、その後解体されていくことで素材の価値の変化やオブジェクトとしてのイメージの変化が起こる過程を通して、寿司の形をした粘土がどのような価値を持つ可能性があるのかを考察した作品である。
[作家について About the Artist]
山元佑介 Yusuke Yamamoto
1998年東京都生まれ。2022年東京藝術大学美術研究科修士課程彫刻専攻修了。
現代における象徴的かつ本質的なリアリティを、彫刻として様々な技法や素材を用いて表現している。近年では、世の中に存在するあらゆるものが人の手を加えることで変容する「可塑性」をテーマとして “PLASTIC : Feeling each other out” や“KAITAI Sculpture” を制作。ポピュラーカルチャーの社会的、哲学的側面についての経験 やリサーチを通して、新たな視点を彫刻として表現することを試みている。
[展示風景 Installation view]