スクリーン
2020.11.04 UP
【SHOWCASE in the Screen】#6. 中野 岳 Gaku Nakano《山羊に神話を聞く》
SHOWCASE in the Screen
2020.11.4ー 12.18
[コンセプト concept]
一匹の雄山羊とともにギャラリー内でインスタレーションの制作を試みた。この作品の着想は「箱庭遊び」としてインスタレーションされた空間がどのように審美されるかという興味がきっかけで生まれた。 私はそのインスタレーションを制作する間、山羊の行為に応じてオブジェを配置し、一方山羊はオブジェを動かしたり、更なる配置のきっかけを作りながら、時間の経過とともに私の行為を制限していった。こうして山羊に導かれて変化するオブジェの配列によって、私はその小さな世界を構築するルールを徐々に理解していく実感を得た。山羊と共に行ったオブジェの移動や空間作りは、無意識と対話するように自身の思考を明らかにする過程であり、それが私の期待した配置行為の審美される瞬間の連続であった。
I tried to create the installation with a goat in a gallery. This attempt was based on my interest in how an installation work, which is unconsciously built through like at sandplay therapy, was aesthetically evaluated. During making the installation, I set up objects in answer to happenings that were caused by the goat; for instance, branches and leaves were placed on the point where the goat ejaculated. On the other hand, he moved them and thus produced more opportunities to take a decision to put objects. My acts were been limiting so as time proceeds by the interaction between me, the goat and objects. At the same time, I realized that I gradually understood the principle of building my small world. The placement of the shifting situation presented a process where I consciously identify my unconscious mind.
中野 岳 Gaku Nakano
-略歴-
1987 愛知県生まれ
2012-13, 14-17 シュテュットガルド国立美術大学 ディプロマ課程修了
2014 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程卒業
2011 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
受賞:
2017 ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツに滞在
2015 Tokyo Arts and Space「平成27年度二国間交流事業プログラム – ベルリン – 」
2014 公益財団法人 野村財団 助成金
2013「 ...und was machen wir morgen?」オーディエンス賞
2011 台東区芸術文化支援制度 助成金 「東京芸術大学卒業・修了制作展」杜賞
2010「ゼロ展2010」朝市(秋田)中村政人賞
個展:
2015 「Somehow the mosaic looks nice.」児玉画廊, 京都 / 山羊に神話を聞く, 鳩とゲロ, 見えないものは見えない
グループ展:
2018 「Rezepte für währenddessen und danach」Neuer Kunstverein Aschaffenburg, アシャッフェンブルグ, ドイツ / リレーショナルボクシング
2017 「Zufällige Wiedergabe」Galerie Interart, シュテュットガルド, ドイツ / コデックスコンバット
2016「Bauerwartungsland」 Vorderen Gasse 14 und 16, Rottenburg Wendelsheim, ドイツ /ある土地の地鎮セレモニー 「Modelroom video Fes. vol.1」Art Center Ongoing, 東京 / 空飛ぶワイフ, 飛ばないワイフ
2015「Retro Nostalgia Fantasia」児玉画廊, 東京 / Bubb-Re car
「Behind the traces」Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, ベルリン / Berliner's dog dirt golf, 挑発
「Super Body Maniac β」児玉画廊, 京都 / 脱皮 2011
「Super Body Maniac」児玉画廊, 東京 / 脱皮 2011
2014「非の無い処に煙を立てる。」拝借景, 取手, 茨城 /最期の音を聞く
「藝大AM+香川」香川県立ミュージアム, 高松, 香川 / 空飛ぶワイフ
2013「Do it yourself, Brain massage」絵画棟アートスペース1・2, 東京芸術大学 / ソーセージの研究 「...und was machen wir morgen?」Hohenloher Kunstverein, キュンツェルザウ, ドイツ /脱皮 2013 「Project Kollektives Kunstgedächtnis」Kunstraum Bad Cannstatt, シュテュットガル, ドイツ / Play
2012「クラブkareHa」ナヤノギャラリー, 北本, 埼玉 / Education, Under Control, 目の前は森
2011「拝借景色」拝借景, 取手, 茨城 / フロマラソン 「走って流して山ができた」梅乃湯, 東京 / 富嶽下着女景 「第21回金沢現代彫刻展」犀川, 石川 / 地球のおっぱいニキビ
2010 wah document 「Homeground Football」ロッテルダム, オランダ
2009「Light Feeler」 ギャラリー空, 東京 / あるヒロインのための風呂
「the Bar」 春春堂ギャラリー, 東京 / アイーダ源泉
「Tag Boat Spring Award 2009」クレアーレ青山アートフォーラム, 東京 / 1A
「スタート」YOMOSU, 茨城 / スプリングスプリング 「GEISAI #12」 東京ビッグサイト, 東京 / 蓄積された価値
2008「Synesthetic Bridges;Findig Asia」Hillel Gallery, プロビデンス, アメリカ / 蓄積された価値 〈wah lab〉メンバー[川俣正「通路」展内]東京都現代美術館 , 東京
プロジェクト:
2017「Square Dance」テュットリンゲン / そこにある道路 「Try Outs III」 Kunst Bezirk, シュテュットガルド / ライブレコーディング
2016「Try Outs II」 Hospitalhof Stuttgart / あなたが作る距離
2011「ササクサスプラス+」 浅草, 東京 / ネオ交通安全キャンペーン 「ぐるぐるヤーミープロジェクト」 上野・谷中, 東京 / Homo ludens
2010「ぐるぐるヤーミープロジェクト〈谷中妄想ツアー!!茶会〉」 上野・谷中, 東京 / Cinema Beauty Salon 「via art」慶応大学, 東京 / おやじとジョン
2009「メコンフェスティバル2009」東京芸術劇場, 東京 「ぐるぐるヤーミープロジェクト〈谷中妄想ツアー!!〉」
上野・谷中, 東京 / エキセントリック祈祷師
「NGSヘアーショー」水戸市民会館, 茨城
2008「地面の中の家がある」取手, 茨城
レジデンシー:
2019 Kulttuurikeskus Vanha Paukku, ラプア, フィンランド
2018 noox, メキシコ, メキシコ
2017 Kankabal Izamal Yucatan Villas, イサマル, メキシコ Virendra Crafts, パライ, ラジャスタン, インド 2015 Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, ベルリン, ドイツ
2010 Kaus Australis, ロッテルダム, オランダ
パブリックコレクション:
2017 Tuttlingen市, ドイツ
2020.11.4ー 12.18
#6.中野 岳 Gaku Nakano《山羊に神話を聞く》
[コンセプト concept]
一匹の雄山羊とともにギャラリー内でインスタレーションの制作を試みた。この作品の着想は「箱庭遊び」としてインスタレーションされた空間がどのように審美されるかという興味がきっかけで生まれた。 私はそのインスタレーションを制作する間、山羊の行為に応じてオブジェを配置し、一方山羊はオブジェを動かしたり、更なる配置のきっかけを作りながら、時間の経過とともに私の行為を制限していった。こうして山羊に導かれて変化するオブジェの配列によって、私はその小さな世界を構築するルールを徐々に理解していく実感を得た。山羊と共に行ったオブジェの移動や空間作りは、無意識と対話するように自身の思考を明らかにする過程であり、それが私の期待した配置行為の審美される瞬間の連続であった。
I tried to create the installation with a goat in a gallery. This attempt was based on my interest in how an installation work, which is unconsciously built through like at sandplay therapy, was aesthetically evaluated. During making the installation, I set up objects in answer to happenings that were caused by the goat; for instance, branches and leaves were placed on the point where the goat ejaculated. On the other hand, he moved them and thus produced more opportunities to take a decision to put objects. My acts were been limiting so as time proceeds by the interaction between me, the goat and objects. At the same time, I realized that I gradually understood the principle of building my small world. The placement of the shifting situation presented a process where I consciously identify my unconscious mind.
[作家について about Artist]
中野 岳 Gaku Nakano
-略歴-
1987 愛知県生まれ
2012-13, 14-17 シュテュットガルド国立美術大学 ディプロマ課程修了
2014 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程卒業
2011 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
受賞:
2017 ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツに滞在
2015 Tokyo Arts and Space「平成27年度二国間交流事業プログラム – ベルリン – 」
2014 公益財団法人 野村財団 助成金
2013「 ...und was machen wir morgen?」オーディエンス賞
2011 台東区芸術文化支援制度 助成金 「東京芸術大学卒業・修了制作展」杜賞
2010「ゼロ展2010」朝市(秋田)中村政人賞
個展:
2015 「Somehow the mosaic looks nice.」児玉画廊, 京都 / 山羊に神話を聞く, 鳩とゲロ, 見えないものは見えない
グループ展:
2018 「Rezepte für währenddessen und danach」Neuer Kunstverein Aschaffenburg, アシャッフェンブルグ, ドイツ / リレーショナルボクシング
2017 「Zufällige Wiedergabe」Galerie Interart, シュテュットガルド, ドイツ / コデックスコンバット
2016「Bauerwartungsland」 Vorderen Gasse 14 und 16, Rottenburg Wendelsheim, ドイツ /ある土地の地鎮セレモニー 「Modelroom video Fes. vol.1」Art Center Ongoing, 東京 / 空飛ぶワイフ, 飛ばないワイフ
2015「Retro Nostalgia Fantasia」児玉画廊, 東京 / Bubb-Re car
「Behind the traces」Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, ベルリン / Berliner's dog dirt golf, 挑発
「Super Body Maniac β」児玉画廊, 京都 / 脱皮 2011
「Super Body Maniac」児玉画廊, 東京 / 脱皮 2011
2014「非の無い処に煙を立てる。」拝借景, 取手, 茨城 /最期の音を聞く
「藝大AM+香川」香川県立ミュージアム, 高松, 香川 / 空飛ぶワイフ
2013「Do it yourself, Brain massage」絵画棟アートスペース1・2, 東京芸術大学 / ソーセージの研究 「...und was machen wir morgen?」Hohenloher Kunstverein, キュンツェルザウ, ドイツ /脱皮 2013 「Project Kollektives Kunstgedächtnis」Kunstraum Bad Cannstatt, シュテュットガル, ドイツ / Play
2012「クラブkareHa」ナヤノギャラリー, 北本, 埼玉 / Education, Under Control, 目の前は森
2011「拝借景色」拝借景, 取手, 茨城 / フロマラソン 「走って流して山ができた」梅乃湯, 東京 / 富嶽下着女景 「第21回金沢現代彫刻展」犀川, 石川 / 地球のおっぱいニキビ
2010 wah document 「Homeground Football」ロッテルダム, オランダ
2009「Light Feeler」 ギャラリー空, 東京 / あるヒロインのための風呂
「the Bar」 春春堂ギャラリー, 東京 / アイーダ源泉
「Tag Boat Spring Award 2009」クレアーレ青山アートフォーラム, 東京 / 1A
「スタート」YOMOSU, 茨城 / スプリングスプリング 「GEISAI #12」 東京ビッグサイト, 東京 / 蓄積された価値
2008「Synesthetic Bridges;Findig Asia」Hillel Gallery, プロビデンス, アメリカ / 蓄積された価値 〈wah lab〉メンバー[川俣正「通路」展内]東京都現代美術館 , 東京
プロジェクト:
2017「Square Dance」テュットリンゲン / そこにある道路 「Try Outs III」 Kunst Bezirk, シュテュットガルド / ライブレコーディング
2016「Try Outs II」 Hospitalhof Stuttgart / あなたが作る距離
2011「ササクサスプラス+」 浅草, 東京 / ネオ交通安全キャンペーン 「ぐるぐるヤーミープロジェクト」 上野・谷中, 東京 / Homo ludens
2010「ぐるぐるヤーミープロジェクト〈谷中妄想ツアー!!茶会〉」 上野・谷中, 東京 / Cinema Beauty Salon 「via art」慶応大学, 東京 / おやじとジョン
2009「メコンフェスティバル2009」東京芸術劇場, 東京 「ぐるぐるヤーミープロジェクト〈谷中妄想ツアー!!〉」
上野・谷中, 東京 / エキセントリック祈祷師
「NGSヘアーショー」水戸市民会館, 茨城
2008「地面の中の家がある」取手, 茨城
レジデンシー:
2019 Kulttuurikeskus Vanha Paukku, ラプア, フィンランド
2018 noox, メキシコ, メキシコ
2017 Kankabal Izamal Yucatan Villas, イサマル, メキシコ Virendra Crafts, パライ, ラジャスタン, インド 2015 Kunstraum Kreuzberg/Bethanien, ベルリン, ドイツ
2010 Kaus Australis, ロッテルダム, オランダ
パブリックコレクション:
2017 Tuttlingen市, ドイツ