ギャラリー
2024.07.10 UP

修士1・2年 油画第一研究室展示会『馬から』

修士1・2年 油画第一研究室展示会『馬から』を、東京藝術大学取手校地で開催いたします。

 

【会場】
藝大食堂ギャラリー 〒302-0001茨城県取手市小文間5000番 東京藝術大学取手校地福利施設内

 

【会期】
2024年7月11日(水)~7月15日(月) 10:00~17:00
※7月12日(金)は講評 - 13:30 – 16:00
※7月12日(金) オープニング・レセプション - 17:30 - 20:30

 

【参加者】
城間雄一, 赵龙瑞雨, 龍羽均 平田守, 原ナビィ, 宝田勇樹, 大松美加子
- Yuichi Shiroma, Zhao Longruiyu, Long Yujun, Mamoru Hirata, Hara Nabbi, Yuki Takarada, Mikako Omatsu

 

比喩馬 / METAPHORICAL HORSES

 

[コンセプト・Concept]
馬は何千年もの間、芸術の主要な題材として取り上げられてきた。
多くの先史文化の洞窟の岩肌に描かれたものから、古代ギリシャの落書きや落書き、そして地球上のいたるところにある記念碑まで。東西文明の最高レベルの歴史的・古典的工芸品や彫刻の中にも馬が登場し、仲間として、神話的存在として、そして機械として崇められている。

近代美術においても、馬はロマン主義的、政治主義的に表現され続けた。
ロマン主義者、写実主義者、フォーヴィストは、逃避と人間と自然の調和を表すために馬を描いた。
一方、帝国主義的な帝国は、征服を象徴するために馬を芸術作品に取り入れ続けた。
馬そのものは、支配的な表現にとらわれることなく、擬人化、詩的、個人的な表現にも使われてきた。

油絵第一研究室では、馬のイメージと精神を体現した詩的抽象画を多く制作した小林正人教授へのオマージュとして、馬の芸術史に言及し、オマージュと賛辞を捧げた魅力的な新作展を開催します。
主に絵画の手法や構造を用いて制作する油画第一研究室の作家たちは、馬の歴史的な表現だけでなく、隠喩的な暗示や作家の寓意としての馬にも目を向けている。
歴史的なものから現代的なものまで、芸術的/概念的な発展のための構文としての馬が進化してきた例をたどることができる。
例えば、歴史的な意味をポスト構造主義的な感情で歪めた、ごく最近の現代的な表現から調査を始めることもできる。
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