スクリーン
2026.10.28 UP NEW!
【SHOWCASE in the Screen】#34-2. 五島 一浩 / Kazuhiro Goshima《”FADE into WHITE”, “これは映画ではないらしい” explanation, “grained time vol.1~3″》

SHOWCASE in the Screen
2026.11.2 - 2026.11.29
#34-2. 五島一浩 / Kazuhiro Goshima
《”FADE into WHITE", "これは映画ではないらしい" explanation, "grained time vol.1~3"》
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藝大食堂には、旧食品サンプルケースで若手芸術家の活動紹介を行う「ショーケース」(小沢剛セレクション)と、食を囲む場所で映像作品に触れる「ショーケースインザスクリーン」(石山友美セレクション)があります。
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[コンセプト concept]
約5分✕3本の映像作品です。
『FADE into WHITE』ビデオ / 5min. / 1996
モノクロ、ハイコントラストの3DCGアニメーションシリーズの第一作です。30年前、当時主流であったフォトリアルなCGに対し、あえて情報量を減らすことで想像力を刺激できるのではと考えました。白と黒だけで(あるいは「空白」で)空気感を表現しようという試みです。 オリジナルはSD画質(640×400 pixel)で白と黒のガタガタの映像でしたが、今回はアップコンバートでジャギーやアーティファクトを減らし、やや滑らかに加工したリマスター版です。
『これは映画ではないらしい』インスタレーション(解説映像)/ 5imn. / 2014
静止画像の連続でない『動く絵』を撮影、再生するカメラ/映写システムの概念設計とその立証実験です。通常のムービーカメラの撮像面に光ファイバーを格子状に並べ、その画素それぞれの明るさの変化を4×5フィルムに数百本の光の線として露光します。 あまりにも普遍化した映画/動画の基本概念に疑問を投げかけ、映像メディアの持つ本質的な離散性とデジタル性を浮かび上がらせます。
『grained time vol.1~3』ビデオ / 5min. / 2009~13
静止画像をひとつの「光子」と見立て、その蓄積で視覚の再構築を目論む「grained time」シリーズ、1~3作目のダイジェストです。カメラの位置(vol.1)、ライトの位置(vol.2)、カメラと被写体との距離(vol.3)を連続的あるいはランダムに変化させ、観察者と対象との関係を問います。(オリジナルは各作5~7分) 10月に上映していた「walker(s) on the crossroad」は、本シリーズのvol.5です。
[プロフィール Profile]
五島 一浩 ごしま かずひろ
映像作家、静岡県出身、1969年生。京都工芸繊維大学意匠工芸科卒業。 ’90年代に『L.S.D.』(’98)、『東京惑星プラネトキオ』(’99)等カルト的テレビゲームの映像・グラフィックを担当する。 ’99年よりフリーランスの映像/マルチメディア制作者、映像作家として活動、映画原理や視覚そのものをテーマとする映像作品、インスタレーション作品を発表する。代表作に特殊立体映像『SHADOWLAND(’13)』、コマのない動画カメラシステム『これは映画ではないらしい(’14)』等がある。